以前は、化粧水、乳液、ナイトクリームを顔全体に塗るだけで終わりでした。
それに比べて、今の化粧品はパーツごとに使い分けるもののほうが多い。
だから多少面倒かもしれませんが、何種類も使わなければならなくなっているのも事実です。
目のまわりのくすみに働くもの、目のまわりの小ジワに効くもの、目の下のたるみをカバーするもの、リップまわりに効果があるものなど、パーツだけでなく目的別にも分かれています。
ただ、前述したように、クレンジングと化粧水の使い方で、肌コンディションはかなり改善されます。
乾燥肌の人は、オイリーなものを顔中にコテコテにつけていることが多い。
「脂分をたっぷりつけなければ」という思い込みがあるからです。
実は僕も、以前はかなりの乾燥肌で、夏でも空調が利いている部屋にいると、皮膚がカサカサになっていました。
腕を爪でかくと白く跡がつくほどだったのです。
そのために乾燥肌用のナイトクリームを使っていたのですが、その考え方は誤りと知り、覚悟を決めて脂っぽいものを全部やめてみました。
化粧水だけをたっぷりとつける。
たったそれだけで、なんと、1週間で乾燥肌が治ってしまったのです。
僕のそれまでのスキンケアに対する考え方が、根底から覆されたのがこのときでした。
前述しましたが、7、8年前までは、化粧品業界全体が「保湿ということよりも脂分を与えて肌のうるおいを出す」というのが主流でした。
当然年をとると、脂分がなくなってくるのでその分を補いましょう、となるわけです。
ところが、肌というのは水分をいっぱい含んでいて、それによってうるおいを保っているというふうに、見解が変わってしまった。
それでも一般の人たちの意識は、まだ“脂分”だったのです。
僕もそうでした。
毛穴のなかにどんどん鉱物性の脂分を入れていくと、毛穴が全部埋まってしまう。
それは、週に何回かでも汚れを出すパックをすれば別ですが、それをしない限り脂分はどんどん奥に入り込んでしまいます。
クレンジングをしてもそんなに奥まではきれいに落ちません。
そうすると、なかから自分の脂分も水分も出てこなくなってしまう。
それが、クレンジングをして、化粧水をつけていくことによって、毛穴の奥のほうのつまった脂を出していく。
化粧水だけでは最初は肌がパリパリになるのですが、1週間ぐらい経つと、朝起きたときに顔がテカテカするようになる。
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